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CFIUS（Committee on Foreign Investment in the United States）とは？

アメリカにおいて、米国企業の株式などを外国企業が取得し、 支配する取引を審査・規制する財務省主導の省庁間委員会のことです。

CFIUSは対米外国投資委員会とも呼ばれ、外国企業の取引（合併や買収）を調査して、国家安全保障を守ることが目的です。

外国企業による対米投資の国家安全保障への影響を検討するため、財務長官を議長に関連する複数の省庁により構成される組織であり、軍事転用が可能な技術の流出など安全保障上の問題があると判断すれば、投資案件の差し止めを勧告できます。委員の全会一致が基本で、各委員は安全保障上の懸念が拭えないと考えた場合、取引の中止などを大統領に勧告します。

2018年8月に成立した「外国投資リスク審査現代化法（FIRRMA）」では、外国の敵対者による脅威を防ぐためにCFIUSの権限が強化され、外国投資家は特定の産業分野の取引について事前にCFIUSに届け出を行う法的義務が課せられました。